バーニーズマウンテンドッグの起源は明らかになってはいませんが、
おそらく2000年以上前に古代ローマ軍のヘルベチア侵攻の際に、
スイスにもたらされてマスティフ系の軍用犬と
スイス士着の牧畜犬の子孫だと考えられています。
バーニーズマウンテンドッグはスイスの山岳地域で過酷に気候に耐え、
牧畜犬として搾ったミルクを運んだりと
主に運搬などになくてはならない犬種であったといわれています。
現在はバーニーズマウンテンドッグが荷台を引いたりと
実用的に用いられる事はなくなってきていますが、
お祭りやパレードなどでは、伝統的な象徴としてバーニーズマウンテンドッグが
荷台を引いて当時を擬似的に再現される事が多いようです。
バーニーズマウンテンドッグは
どんな仕事もこなせるとても優れた犬種だったにもかかわらず、
19世紀後半には絶滅の危機に追い込まれています。
しかし、アルバート・ヘイム教授のスイス犬の研究の報告で
存続することが出来たとされています。
そしてバーニーズマウンテンドッグは教授によって
スイス犬の一種として認められ広くヨーロッパに広められる事になったようです。
バーニーズマウンテンドッグの名前の由来は、
スイスではベルナーゼネンフント(ベルンの山犬)と呼ばれていて
ベルンの英語読みがバーニーズの名前の由来になったと言われています。
また、バーニーズマウンテンドッグがデュールバッハ地方で発見された事から、
一時期の間デュールベッヘラーとも呼ばれていたと言われています。
バーニーズマウンテンドッグがアメリカにやって来たのが1926年で、
アメリカンケンネルクラブに登録されたのは1937年になります。
バーニーズマウンテンドッグはスイスで最も人気のある犬種です。
バーニーズマウンテンドッグはもともと荷台を引いて
荷物を運んでいただけあってとてもたくましい体をしています。
人間の仕事を手伝っていた犬種だけあって人間を信頼し
服従心があり良いパートナーになれる犬種だと言えます。
大型犬でたくましいですが走り回るような運動は苦手なようで
のんびりと長いお散歩の方が好きだと思います。
一緒に遊んで楽しむという事は子犬の時だけになるかもしれません。
バーニーズマウンテンドッグの子犬の時代は
成犬の時代とは正反対でとてもやんちゃです。
子犬とは言っても力自慢の犬ですから子犬の頃からとても力が強いので、
家の中の家具なんかを壊してしまう事もあります。
ですから、バーニーズマウンテンドッグを飼う時は
しっかり性格や性質を理解してから飼う事が大切です。
子犬でかわいいから癒されるからと言って衝動買いをしてしまいますと、
大変な事になりかねないので
飼う時は十分に考えて責任をもって飼う事が大切です。
また、バーニーズマウンテンドッグは
そのがっしりとした体格を生かして救助犬などとしても活躍しています。
頑丈な体格の中にも性格は温和で、
本来作業犬として適していますが家庭犬としても適している犬種です。
そしてバーニーズマウンテンドッグの母犬は
とても母性本能が強く熱心に子育てをします。
とても頼りがいのある犬種で深く信頼関係を結ぶ事が出来たなら
かけがえのないパートナーとなる犬種だと思います。
バーニーズマウンテンドッグは
名前に「マウンテン」と付いてるように山で暮らしていた犬種です。
荷台を引いて長距離を移動していた犬なので、
とてもがっしりとした体格をしています。
体高は雄で64〜67cm、雌で58〜66cm。
体重は雄で41〜54s、雌で32〜45s。
バーニーズマウンテンドッグは長くて美しい光沢のある被毛が、
均等のとれたがっしりとした体を包み込んでいます。
被毛の量も豊富でわずかにウェーブかかっており、
毛色はつややかな深い黒が特徴で
頭の前頭部から鼻から口にかけて細長く白い斑が入っています。
また前胸、指にも白が入っており、
目の上と頬、四肢には鮮やかな黄褐色の斑が入っています。
バーニーズマウンテンドッグの頭は平らで少しシワがあり、
鼻は黒くまっすぐでかなり長くなっています。
目はアーモンドの様な形をしていて色は深い茶色をしています。
また、バーニーズマウンテンドッグの耳は高い位置についていて
大きな三角形の耳は垂れています。
尻尾はかかとに届くかと思われるほどの長さで垂れています。
体高よりも体長の方がやや長いものの
腹部や腰部の筋肉がとても発達しているので、
見た目はそうは感じないようです。
たくましさの中にも機敏さも持ち合わせているバーニーズマウンテンドッグは
見た目どおり頼りがいがあり信頼できる犬種なのではないでしょうか。